済州の海女、海を使う速さ
対象 · 中学生・一般の大人 · シーン9枚 · 絵4枚
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ナレーション全文(日本語)
済州の海女の海に入ってみましょう。潜水の技術を知り、共同体による海の管理を見たうえで、今日から続ける実践をひとつ決めましょう。
酸素ボンベなしで、どうやって海の中で採るのでしょうか。息を止める潜水は一回あたり1分前後、深さは5〜10メートルです。ムルジルとは、その間にアワビ、サザエ、ワカメを採る技術です。
ムルジルは海中の作業だけではありません。海の天気と潮を確認し、テワク(浮き)とマンサリ(網)を用意します。潜って採り、水面ではスンビ音で呼吸を整えます。採ったあとは漁村契で共同計量します。
海女の共同体は漁村契を中心に、村の漁場を一緒に管理します。採取禁止の期間を決め、小さなサザエは採りません。海藻を植えて漁場を育てる仕事も一緒に行います。
地域別の登録海女数を比べてみましょう。済州市は2,520人から1,680人へ、西帰浦市は1,790人から1,210人へ減りました。牛島は320人から190人、楸子島は95人から52人へ減りました。いずれも2015年と2024年の比較です。
次に2024年の年齢構成を見ましょう。70代以上が61パーセントで最も多く、60代は29パーセント、50代以下は10パーセントです。ムルジルと共同体の知識を次の世代へつなぐことが大切です。
海女学校修了生の評価を見ると、学びのいくつかの領域が見えてきます。呼吸調節は85点、体力は70点、採集技術は92点。安全規則は78点、伝統知識は65点です。2024年評価の100点満点の平均で、海女全体の点数ではありません。
海女文化は時代とともに受け継がれてきました。朝鮮後期の記録には潜女が登場します。1930年代には海女の抗日運動があり、1970年代にはゴム製の潜水服が普及しました。2016年にはユネスコ無形文化遺産に登録されました。
海女が守ってきたのは、海を使う速さです。私たちも受け継げます。旬の海産物を少なめに買う、海のごみ拾いに一度参加する、海女の話を誰かひとりに伝える。この中から今日実践するものをひとつ決めてみてください。




















